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ベネズエラの仮想通貨『ペトロ』がメンテナンスで取引できない事態に

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ベネズエラのペトロは定期メンテナンス期間に


ベネズエラが抱える経済問題を解決するために政府によって作られた仮想通貨ペトロ(PTR/Petro)は、国内の取引所での取り扱いが中断されています。

公式のインスタグラムによると、ベネズエラのペトロ事業を管轄するスナクリップ(SNACRIP)は、5月5日の夕方に、定期メンテナンスを開始しました。

スナクリップは、5月10日深夜までに完了するとしています。

このメンテナンスについてスナクリップは、次のようにコメントしています。

このメンテナンスで、ペトロのプラットフォームを更新し、提供できるサービスを向上させます。

スナクリップペトロに関するチームは、みなさまの理解に感謝するとともに、ご迷惑をおかけすることをお詫びします。

本記事執筆時点では、ペトロの取り扱いがあるベネズエラ政府に承認されている取引所では、ペトロの取り引きができなくなっています。

スナクリップは、もともと予定されていた「定期メンテナンス」だと主張していますが、このメンテナンスに関する多くの疑問や質問に対する回答はありません。

ペトロを欲しい人いませんか?


世界的な原油価格はコロナウイルスの影響を受けて大きく値下がりしています。

ペトロはベネズエラの原油に裏付けられた通貨で、リリース当初は1PTRあたり60ドル程度の価値があるとされていました。

しかし、現在はそれほどの価値があるとは言えません。

さらにベネズエラは、敵対するアメリカの経済制裁の影響もあり、原油の輸出自体が難しくなっており、ペトロの対外的な価値も認められていません。

ベネズエラのペトロ保有者は、ペトロの利用に苦労しているようです。

ある取引所は、ペトロを他の通貨に換えようとしても、15日で0.1PTR程度しか両替できないとコメントしています。

また、ピアツーピア・プラットフォームでペトロを取引する場合、1PTR当たり8ドル前後で取引されていると報じるメディアもあります。

まとめ


国は60ドル程度の価値があるとするペトロですが、実際の市場価格は8ドル程度のようです。

しかしそれでもなかなか買い手が見つからず、ペトロを手にしたベネズエラ国民は、途方に暮れていることだと思います。

中央集権的な仕組みをとった場合、管理者に信頼がなければ失敗します。

ベネズエラではすでに経済が破綻しており、法定通貨で失敗しています。

ペトロがリリースされる頃は、ペトロを世界の石油貿易の中心に据えて、ベネズエラが経済的に復活することを夢見ていたように感じます。

しかし当然のように行き詰まりつつあるペトロを、ベネズエラはこれからどのように扱っていくのでしょうか?

コロンビアのフィンテック企業バリウなどが、ベネズエラで新しいサービス展開を見せています。

ベネズエラ国民が選ぶのは、どのサービスでしょうか?

Confusion Reigns as Venezuela’s Petro Goes Offline for ‘Mainteinance’
(ベネズエラのペトロが、メンテナンスによって混乱を引き起こしている)
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