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ノルウェー、ウクライナ、そしてアメリカが次の時代のマイニングの中心に?

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ノルウェーは電気料金の優遇を検討


ビットコインマイニングにおける中国の優位性は、今年に入ってから低下しているようです。

ヨーロッパでは国による支援が行われ、マイナーにとって魅力的な存在となっています。

ノルウェーでは、マイニング事業の収益性に大きな影響を与える重要なインセンティブの再導入を検討しています。

5月12日にノルウェー政府が新たな予算案を発表した際、仮想通貨のマイニング事業に対する「電気税の軽減」を再導入しようとしていることが明らかになりました。

現在はマイナーは1kWh当たり0.1658NOK(ノルウェークローネ:約1.6円)を支払う必要がありますが、新たなルールでは0.0048NOK(約0.5円)まで引き下げられます。

多くの電力を必要とするマイニングのデータセンターへの減税は、ノルウェーの比較的安価な再生可能エネルギーを利用してより多くのハイテク産業を誘致するために、2016年に導入されました。

しかし野党からの激しい批判を受け、マイニング事業を減税の対象から外すことになりました。

この政府の方針転換によって、ノルウェーではマイナーの収益性が大幅に低下し、いくつかの計画が頓挫しました。


今回の再導入を受けてもう一度野党からの批判にさらされることも予想されますが、与党のリンダ・ホフスタッド・ヘレランド地域開発・デジタル化担当大臣は、次のように答えています。

批判はおそらくあるでしょう。

しかしそれに対する準備はできています。

いくつかのバランスを取らなければならない項目があり、最終的に、ノルウェーにおいてマイニングのデータセンター設立を促進させるという結論に達しました。

ノルウェーの経済は石油産出への依存が高く、石油価格の暴落と、コロナショックによる失業率の上昇という両方に苦しめられています。

ウクライナの原子力発電による余剰電力を利用


ウクライナは、コロナウイルスのパンデミックによる経済的な損失を、原子力発電の余剰電力を利用した仮想通貨マイニングで相殺しようとしています。

オルガ・バスラベッツ エネルギー担当大臣は、電子力発電の余剰電力をマイニングに提供する計画が、内閣の支持を得たことを明らかにしました。

現地報道によると、バスラベッツ大臣は、昨秋以降マイニングに関連した案件で投資家から問い合わせがあったことを認めています。

内閣は、この計画の法的・実務的な実現の可能性について調査するためのタスクフォースを立ち上げたことを明らかにしています。

アメリカのレイヤー1は25%のシェアを目指す


さらにアメリカでは、新たなマイナーが野心的な計画を実行に移しています。

仮想通貨投資会社レイヤー1(Layer1)のアレックス・リーゲルCEOは、ポッドキャストで、同社が建設するテキサス州のマイニングファームで、2021年までにビットコインハッシュレートの25%のシェアを獲得する計画があると述べました。

既に2億ドルの資金調達を終えており、予定しているインフラの整備や、今後の運用などの実現に向けて、計画が進められているとしています。

まとめ

3度目のビットコインの半減期が過ぎて、マイニング環境が大きく動き出しています。

今は中国の一強ですが、国によってマイナーを誘致する動きが活発になると、今後の勢力図が大きく変わる可能性もあります。

ビットコインが公平で中立であるために、マイニングパワーが一つの国に集中するのは、決して望ましい状態ではありません。

ノルウェーウクライナ、そしてアメリカが、中国と肩を並べるくらいまでマイニング産業を成長させることができるでしょうか?

Europe Heats Up Competition in Bitcoin Mining, Layer1 Plans Bold Move in US
(ヨーロッパはビットコインマイニングの競争を激化させ、レイヤー1はアメリカで大胆な計画を進めています)
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