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半減期後の最初の一日のハッシュレートの下落幅は12~15%程度

コインチェック

想像より小さかったハッシュレートの下落幅


5月12日にビットコイン3度目の半減期がおとずれ、その後100以上のブロックがマイニングされましたが、ハッシュレートが下落する兆候が表れ始めています。

しかし、業界関係者の中には、想像よりもかなり小さな減少に、驚きを隠せない人もいるようです。

ハッシュレートがどの程度下がったかという明確なデータはありませんが、仮想通貨評価機関のトークンインサイト(TokenInsight)のチーフアナリスト、ジョンソン・シュー氏は、15%程度低下したと推測しています。

仮想通貨分析のビットインフォチャート(BitInfoCharts)は24時間で12%低下したことを示しており、現在も低下が続いています。

マイニングプールを管理するブラインズ(Braiins)のアナリスト、ダニエル・フラムキン氏は、3月にビットコイン価格が暴落した時に、すでに経営基盤の弱いマイナーは撤退を余儀なくされていたことが、思ったほどハッシュレートが下がっていない理由だと推測しています。

しかし、ブライアンズが管理するプールでは既にハッシュレートが12%低下しており、最終的に15~20%程度下落すると考えています。

ちなみに、4月のビットコインキャッシュが半減期を迎えたときは2日間で66%下落し、今回のビットコインの半減期まで、同程度の水準が続いていました。

しかしビットコインの半減期を迎え、ビットコインキャッシュのハッシュレートは24時間で134%の上昇を見せています。

今後のマイニング業界の見通し


仮想通貨取引所OKExが運営するOKEx Poolでは、約13%低下したことをアリサ・シューCSOが明らかにしましたが、この数字は予想より小さな数字でした。

シュー氏は、さらに次のように述べています。

マイニングマシンをシャットダウンするには、しばらく時間がかかります。

そのため、水曜になると大きな変化が現れるかもしれません。

また、これから中国では雨季を迎えます。

水力発電による電気料金が安くなり、マイニングの難易度とビットコイン価格が現在と変わらない程度であれば、Innosilicon T2TやAntminer T15などの旧型のマシンが再び活躍するかもしれません。

ビットコインへの51%攻撃が容易に?


ビットコインの半減期は、仮想通貨への「51%攻撃」という面でも変化が見られます。

51%攻撃のコストを算出するウェブサイト crypto51.appによると、ビットコインへの攻撃コストは約50%安くなり、1時間当たり38万7千ドルになっています。

この金額は理論上の数字なので、実際にどのくらいのコストがかかるかは分かりませんが、イーサリアムへの攻撃コストに比べて3~4倍の額になります。

OKExアリサ・シューCSOは、51%攻撃のコストは依然として高く、ビットコインへの攻撃を仕掛けることに何のメリットもないと結論付けています。

まとめ


ビットコインの半減期によって最も影響を受けるのは、報酬が半分になるマイナーです。

採算性の悪いマイニングマシンは稼働させればさせるほど赤字になるため、そういったマシンを持つマイナーは、マシンをシャットダウンさせるか、他の通貨に乗り換えるかしなければなりません。

今回は、半減期の1週間後にマイニングの難易度調整が行われます。

マイニングへの参加者が少なければ難易度は下がり、多ければ上がります。

ギリギリの選択を迫られるマイナー達は、難易度が下がることと、ビットコイン価格が高騰することを祈っていることと思います。

しかし多くの専門家が考えていたほどハッシュレートが下がっていないということは、マイナー達の多くは半減期前と同様にマイニングを続けているということです。

半減期は事前に分かっていたイベントなので、設備投資などの準備がしっかりできていたのでしょうか?

まだ今後も影響は徐々に表れてくると思いますが、3回目の半減期を迎えるにあたって、マイナー達もしっかりと確実に体力をつけてきているようです。

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