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あなたが送ってくれたビットコインを2倍にして返します!

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急増する「ギブアウェイ詐欺」


仮想通貨価格が高騰し、コロナウイルスによる経済危機が深まる中、仮想通貨の「ギブアウェイ詐欺」が急増しています。

「ギブアウェイ詐欺」とは、少額の寄付で、それより多くのリターンが得られると謳う詐欺です。

ギブアウェイ詐欺では著名人がシンボルタワーとして利用され、彼らが仮想通貨をプレゼントすると説明されます。

現在確認されているギブアウェイ詐欺では、宇宙旅行ビジネスを手掛けるバージン・ギャラクティックのチャマス・パリハピティヤ会長、テスラのイーロン・マスクCEO、アメリカ大統領候補で資産家のマイケル・ブルームバーグ氏らの名前が利用されています。

5,000BTCを配布するパリハピティヤ氏


パリハピティヤ氏が登場する動画では、総額5,000BTCがプレゼントされると説明されています。

参加するには、0.1~20BTCの範囲で、指定するアドレスにビットコインを送金することが求められます。

送金すると、すぐに2倍のビットコインが送り返されると説明されます。

動画では、一人一度しか参加できないことが強調され、できるだけ多くのビットコインを送ることを勧められます。

この動画で使用されているパリハピティヤ氏のインタビューは、数年前に行われたコインサミットのインタビューを、上手く編集したものでした。

動画では「ブロックチェーンとビットコインは、より公平で開かれた世界を実現」できると主張し、「今の金融システムは時代遅れ」と表現しています。

パリハピティヤ氏が5,000BTCものプレゼントを行う動機としては、「仮想通貨普及のプロセスを加速させるため」と説明されています。

YouTubeでは、これらの詐欺に関する動画を見つけ次第削除していますが、継続的にアップされ続けています。

この記事を書いている時点で、少なくとも4つのパリハピティヤ氏が登場する詐欺動画が確認できました。

イーロン・マスク氏はビットコインとイーサリアムを配布


詐欺動画のシンボルとしてよく登場する人物に、テスラのイーロン・マスクCEOも挙げられます。

マスク氏が登場するサイトは、ツイッターやRedditなどのSNSで繰り返し宣伝されています。

一定期間が経過するとサイトはなくなったように見えますが、新しいドメインで同じサイトが作られています。

マスク氏の公式サイトとしてビットコインやイーサリアムを配布していると表示されますが、もちろん、そんなことは行われていません。

パリハピティヤ氏やマスク氏は、度々仮想通貨の詐欺サイトに登場します。

彼らの共通点として、ビットコインを始めとする仮想通貨に好意的な億万長者であることが挙げられます。

しかし、誰もタダでビットコインを配るということは行っていません。

まとめ


宇宙旅行をビジネスにするような人物なら、5,000BTCを配布するというとんでもないことをやってしまいそうです。

普通の人にはできないことをやってしまいそうな人物と、仮想通貨という組み合わせは、なんともロマンある物語が紡げそう。

しかし、何のロマンもない厳しい現実が待ち受けています。

コロナウイルスの影響で在宅時間が多くなっている今、インターネットを介した「ギブアウェイ詐欺」は急増しているようです。

様々な情報に接する機会が増えていますが、中にはとんでもないデタラメなものもあります。

「あなたが送ってくれたビットコインを2倍にして返します」という約束には、十分注意してください。

5000 BTC Giveaway Scam: Chamath Palihapitiya, Elon Musk Not Giving Away Bitcoin
(ギブアウェイ詐欺が急増:パリハピティヤ氏もイーロン・マスク氏もビットコインを配布していません)
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