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フェイスブック発行の仮想通貨リブラが計画見直し

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単一の法定通貨とペックするステーブルコインの発行へ


フェイスブックが発行を目指している仮想通貨リブラ(Libra)は、複数の法定通貨にペックするという当初の計画を変更し、リブラUSD(LibraUSD)やリブラEUR(LibraEUR)などの単一の法定通貨とペックするステーブルコインの発行を目指すことが明らかになりました。

それらのステーブルコインの発行の先に、当初から計画されていた、複数の法定通貨とペックするリブラを発行するとしています。

具体的には、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)、シンガポールドル(SGD)の4つの法定通貨のステーブルコインの発行を目指しています。

リブラの開発や管理を行っているリブラ協会は、大きすぎるネットワークが、国が管理する従来の金融システムへの悪影響が大きすぎるという懸念があると説明しています。

リブラ協会の政策責任者ダンテ・デスパーテ氏は、リブラネットワークの立ち上げについては2020年後半を目指していると取材に答えており、リブラは国境を持たない効率的な決済手段として利用できると説明しています。

それぞれのリブラが持つメリット


ネットワーク上にステーブルコインを持たない国の人々や企業にとっては、中立で低ボラティリティな決済手段となります。

リブラのウォレット作成などを担当するカリブラのクリスチャン・カタリーニ氏は、利用者が便利に使用できる通貨を、複数の選択肢の中から選ぶことができるとしています。

例えば国際送金の場合は複数の通貨とペックしている従来型のリブラが適しており、日常的な生活の中で利用するには単一通貨とペックしている新たなリブラが適しています。

今回のプロジェクトの変更は、リブラシステムの安全性を強化し、将来的に複数の通貨とペックするリブラを発行することへの近道であると強調しています。

今回のプロジェクトの変更について、リブラ協会は次のようにコメントしています。

規制当局は、リブラ・ネットワークが問題なく制御できるかどうかに疑問を抱いていました。

特に、これまで金融商品を扱ったことがない者(フェイスブックやリブラ協会)がシステムを正常に制御し、適切なコンプライアンスを遵守できるかが懸念されていました。

単一の通貨とペックしている通貨によって、管理者が負うべき注意義務を適切に果たし、透明で競争力のある市場を通じで、サービスとネットワークを提供することが可能になります。

リブラ協会は、従来から取得を目指していたスイスでの決済システムのライセンスについて、スイス金融市場監督機構(FINMA)と正式に協議を始めたことも認めています。

まとめ


2019年最大のトピックスともなったフェイスブックによるリブラ・プロジェクトは、新たな段階へと入っていきます。

掲げる理想は、世界を一つにする素晴らしいものです。

しかしそれを、一つの民間企業であるフェイスブックに担わせることが果たして本当に良いことかどうか、多くの国が疑問を呈しています。

今回のことからは、フェイスブックリブラ協会がそういった意見に真摯に耳を傾けていることがうかがえます。

リブラは、2020年の発行が予定されており、それは今も変わっていません。

多くの不安や懸念を解消し、世界中の誰もが便利に利用できるサービスを提供することができるのでしょうか。

今後のリブラの動向には、仮想通貨界だけでなく、世界が大きく注目しています。

Facebook’s Libra Confirms A New Plan To Please Regulators
(フェイスブックのリブラは規制当局に対応するための新しい計画を発表しました)
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