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中国と香港はデジタル人民元のクロスボーダー決済のテストを実施へ

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中国・香港間でデジタル人民元のクロスボーダー決済へ


香港の中央銀行は、中国のデジタル通貨研究所と協力して、国境を越えたクロスボーダー決済にデジタル人民元を使用するテストを行うようです。

これは、中国の法定通貨である人民元が他の地域で利用される初めてのケースになります。

香港通貨管理局(HKMA)のエディ・ユエCEOは最近、香港の規制当局は、中国人民銀行(PBoC)と試行に向けた協議を行っていると述べました。

ユエ氏は、デジタル決済技術が進歩しているにもかかわらず、クロスボーダー決済は依然として多くの問題があると指摘しています。

ほとんどのケースで、クロスボーダー決済には何日もかかり、法外な手数料を支払わなければなりません。

ユエ氏は、人民元がそれらの問題の解決策になるかもしれないと考えています。

ユエ氏は、次のように述べています。

香港ではすでに人民元が利用されており、デジタル人民元(e-CNY)も同様に利用できると考えられます。

香港と中国本土の観光客にとって、大きな利便性がもたらされることになります。

中国と香港の中央銀行は、まだサービスの具体的なスケジュールは決めていません。

しかしこのことが実現できると、取引などが活発に行われている中国と香港の人々にとって、実用的で便利な決済手段を提供できるようになります。

中国蘇州市での実証実験スタート


デジタル人民元については、12月11日から新たな実証実験が開始されることが決まっています。

中国の蘇州市では、10万人の参加者に200元(約3,100円)分のデジタル人民元を配布し、インターネット接続を必要とせずに、小売店などの支払いに利用できるようになります。

蘇州市での実証実験は、12月12日に予定されているショッピングイベント「ダブル12」に合わせて実施されます。

今週末には何億人もの人が地元の商店に殺到するため、デジタル人民元が大きな負荷に耐えられるかどうかのテストになるとしています。

まとめ

中国では、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の実用化で世界の先頭を走っています。

蘇州市では、CBDCを利用した実証実験が始まります。

米ドルに代わる新たな世界基準の通貨として、人民元を持ってきたいという中国の狙いも見えてきます。

世界人口の約5分の1が中国人なので、あながち実現不可能とも言い切れません。

今後は、中国以外でもCBDCなどのデジタル通貨の実用化は加速する一方だと思われます。

次世代の金融システムの、健全な競争と発展を期待しましょう。

China and Hong Kong working on digital yuan cross-border payments
(中国と香港は、デジタル元のクロスボーダー決済に取り組む)
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