コロンビアの首都ボゴタ市が主催のオンライン講座
コロンビアの首都ボゴタ市で、ブロックチェーンや人工知能などの新しい技術を学べる無料のオンラインコースが開講されました。
多くの人に新しい技術の基本的な理解を学んでもらい、技術の革新を促進させることを目的としています。
このオンラインコースはボゴタ市が主催し、ブロックチェーン企業に勤務していない14歳以上の市民を対象としています。
ブロックチェーン以外に、クラウドコンピューティング、人工知能、ビッグデータ、IoTなどの技術を学ぶことができます。
基本コースと中級コースが用意され、それぞれ4週間程度で修了できます。
基本コースのブロックチェーン分野では、次のような項目を学べます。
- ブロックチェーンの意味
- ブロックチェーンの長所と短所
- ブロックチェーン技術が機能する分野
- 金融市場との関係
- ビットコインについて
- 企業における変革プロセスと影響
中級コースのブロックチェーン分野は「金融取引に関する永続的で安全な記録方法で、新たな可能性が探求されている」と説明され、利用方法と操作について学ぶことができます。
2019年にビットコインの国際会議も開催

コロンビアは経済を成長させるために、ブロックチェーンや仮想通貨を最大限活用しようとしてきました。
コロンビア最大の都市でもある首都ボゴタは、その中心地となってきました。
2019年、ボゴタ市はエクスポ・ビットコイン・インターナショナル会議を主催し、2万5千人を超える人々が参加しました。
会議には200を超える企業が出展し、何千もの商品が展示されていました。

この会議では、ビットコインSV(BSV)だけが利用できるというミニ経済圏を創出しました。
会議の主催者は、ビットコインSVの中心的人物であるクレイグ・ライト氏を、ビットコイン生みの親とされるナカモト・サトシ氏であると認めています。
ライト氏はこの会議でビットコインに関する講演を行い、ボゴタ市は彼の栄誉を称えました。
まとめ
仮想通貨やブロックチェーンの存在を知っていても、仕組みまで理解している人はほとんどいません。
これから社会が発展していく上で大きな期待が寄せられているこれらの内容について、ボゴタ市が無料で学習の機会を提供するというのは羨ましい限りです。
ただ、自身をナカモト・サトシだと名乗り多くの批判も浴びているクレイグ・ライト氏とビットコインSVに、少し肩入れしすぎているようにも感じます。
コロンビアが正しく発展するためには、もっと冷静で公平な判断が必要だと思うのは、考えすぎでしょうか?
(コロンビアで無料のオンライン・ブロックチェーン講座が開始される)