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CoinMarketCap幹部インタビュー:設立からBinanceとの提携まで

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BinanceによるCoinMarketCapの買収

この春、仮想通貨界で大きな話題となったできごとに、仮想通貨取引所Binanceによる仮想通貨情報プロバイダCoinMarketCap(CMA)の買収がありました。

仮想通市場の動向を確認するとき、多くの投資家が最初に見るのがCoinMarketCap(CMC)です。

CMCでは様々な仮想通貨の市場価格や取引量、市場での流通量などが確認でき、その情報は5分ごとに更新されます。

CMCは、創設者でもあるブランドン・チェズ元CEOと、キャーリン・チャン現CEO(元CSO)が成長させてきました。

今回は、この買収について仮想通貨情報メディア・コインスピーカーが、この2人にインタビューを行いました。

ブランドン・チェズ氏~CoinMarketCap設立~

CoinMarketCap(CMC)は、2013年に設立されました。

ブランドン・チェズ氏は株式市場のサイトを見て、アルトコインの相対的な価値を提供するというアイデアに思い至りました。

そのお陰で、株式市場と同じような感覚で、アルトコイン市場を可視化することができました。

2017年後半は、バブルともいえる大きな仮想通貨ブームが到来しました。

ICO(Initial Coin Offering)は、ベンチャー企業が資金を集めるために最も効果的な方法となり、CMCの需要も高まりました。

チェズ氏はその頃のCMCについて、サイト上の広告収入は急速に伸び、それに伴ってCMCは急成長し、仮想通貨市場へのCMCの影響力も大きくなった、と振り返っています。

CMC買収の話も多く持ち掛けられましたが、チェズ氏がCMCのチームとユーザーの両方にとって、最もメリットがあると感じたのはBinanceからのものでした。

チェズ氏は、「私の方向性はBinanceと同じものであり、世界中の人々が自由に取り引きし、多くな成果をもたらすと確信しています」と述べています。

キャーリン・チャン氏~CoinMarketCapの将来

キャーリン・チャン氏は、2018年にチェズ氏が国際レベルでCMCを展開しようとしているときにCMCのチームに加わりました。

チャン氏はマーケティング担当副社長、CSO(最高戦略責任者)などを歴任し、今回の買収でチェズ氏がCEOを退任した後の後任のCEOに就任しました。

CEO就任にあたって、チャン氏は次のようにコメントしています。

私はリスクや障害心配していません。

仮想通貨は将来性が高く、やがて世界で利用されるようになると信じています。

私はこれからの挑戦にワクワクしています。

今回の買収が発表されたとき、様々なうわさが流れました。

例えば、Binanceが都合のいい数字をCMCに表示させるために買収した、というものがありました。

それについてチャン氏は、次のように語っています。

BinanceCMCも、これまで通り独立を維持することに同意しています。

BinanceCMCに虚偽の情報を表示させて一時的なメリットを得たとしたら、一瞬でこれまで築き上げてきたブランドは破壊されてしまいます。

長期的なメリットはありません。

CMCの関心は、多くのユーザーにより良いサービスを提供することであり、信頼に応えるために中立を保たねばなりません。

重要なのは、長期的視野に立ってユーザーの期待に応え続け、CMCの価値を高めていくことです。

まとめ

BinanceCoinMarketCap(CMC)を買収する件については、様々な憶測が流れました。

情報プロバイダとしてCMCが中立性を保てるかどうかは、最も重要なことです。

CMCの競合であるCoinGeckoのボビー・オングCEOは、マスコミのインタビューで懐疑的な見方を明らかにしています。

今回の件がBinanceCMCの両方にとって有意義なものとなり、互いにユーザーの信頼にしっかりと応えられることを期待しましょう。

Exclusive from CoinMarketCap’s Senior Leadership: From Passion Project to Partnership With Binance
(CoinMarketCapリーダーからのインタビュー:CMC設立からBinanceとのパートナーシップまで)
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