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コインマーケットキャップが取引所ランキングの指標を変更

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ウェブトラフィックがCMCの新たな指標に


仮想通貨情報プロバイダのコインマーケットキャップ(CMC)は、取引所ランキングを決定する指標の変更を行いました。

仮想通貨市場のデータ集計は依然として困難な作業であり、世界で最も多くのユーザーが利用するCMCにおいても、容易ではありません。

今回の変更は、ウェブトラフィックに基づいてランキングを決定するというものです。

これまでの仮想通貨取引所のランキングは、取引量を重視し、いくつかの要素から導き出されていました。

今回の変更は、2019年11月に流動性を採用した時以来の変更となります。

ウェブトラフィックは、

  • ページ閲覧数
  • 訪問者数
  • 再訪問率
  • 閲覧時間
  • 検索エンジンでの検索数

などのいくつかの項目から算出されます。

今回の変更について、CMCは次のようなコメントを発表しています。

完璧なランキングというわけではありませんが、各取引所に何度もアクセスしているユーザー数が大きく反映されるようになります。

それによって、ユーザーが何度も利用している取引所が上位にランキングされるようになります。

今後も、新しい指標や改善点などを取り入れていきます。

CMCはウェブトラフィックの採用に前向きではなかった?


興味深いことに、CMCは「ウェブトラフィック」に対する姿勢を大きく変化させています。

昨年のポッドキャストインタビューで、キャーリン・チャンCEO(当時はCSO)は、ウェブトラフィックの指標を「良い指標ではない」と答えていました。

多くの取り引きはAPIキーを介して行われているため、ウェブトラフィックは良い指標とは言えません。

しかし最近のブログの中で、CMCは次のように書いています。

仮想通貨市場は小さな取り引きが中心です。

仮想通貨取引所が成長するためには、小さな取り引きが数多く行われることが必要です。

そのため、今回の変更ではウェブトラフィックを取引所のランキングに採用することにしました。

今回の変更で、CMCの取引所ランキングでは、バイナンスが4位から1位にランクアップしました。

まとめ

コインマーケットキャップ(CMC)は、仮想通貨や仮想通貨取引所の情報がランキング形式で分かりやすく表示される、非常に便利なサイトです。

そのCMCは、今年4月にバイナンスに買収されたことが発表されました。

CMCは豊富な資金を得たことで、さらにユーザーにとって使いやすいサイトへの成長が期待されています。

バイナンスCMCは、両社は独立した運営を続けていくと発表していますが、今回の変更によって、バイナンスは取引所ランキングで1位になりました。

このことについて、バイナンスのライバルでもあるOKExアリサ・シューCSOは、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で、「公平性と正義がランキングの基本。CMCは死んだ。」と批判しています。

仮想通貨界で躍進を続けるバイナンスですが、その姿勢がユーザーにとって傲慢に見えてしまったとき、一気に信頼を失う可能性もあります。

本当に、CMCの独立性は保たれているのででしょうか?

今後のCMCバイナンスは、今以上に真摯な姿勢でユーザーに向き合わなければなりません。

CoinMarketCap Unveils New Metric to Rank Crypto Exchanges Based on Web Traffic
(コインマーケットキャップはウェブトラフィックに基づいた仮想通貨取引所のランキングを発表)
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