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「バイナンスの本社はどこにあるの?」チャンポンCEOへの質問

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バイナンスのチャンポンCEOへのチャット・インタビュー


仮想通貨取引所バイナンス(Binance)ジャオ・チャンポンCEOは、現在の拠点がどこなのかを話したくないようです。

5月7日に開催された「イーサリアル・サミット」コンセンサスのイベントとして、アンチェーンド・ポッドキャストのホスト、ローラ・シン氏チャンポンCEOにチャットインタビューを行いました。

予定された45分の中で、チャンポンCEO

  • フェイスブックのリブラ(Libra)と中国のデジタル元は、競合相手になる可能性は低いこと
  • バイナンスが開発するスマートチェーンは、イーサリアムとは競合しないこと
  • 今年バイナンスが買収したCoinMarketCap(CMC)は完全に独立した運用を行うこと

などについて語りました。

40分が経過した時、チャンポンCEOはとてもリラックスしているように見えました。

誰もが聞きたい質問「バイナンスの本社はどこにあるの?」


そしてシン氏は、多くの人が知りたいと思っているものの、チャンポンCEOは答えたくないと思っている一つの質問をしました。

バイナンスの本社はどこにあるんですか?

この一見単純な質問の裏には、複雑な事情が絡み合っています。

香港で事業をスタートさせたバイナンスは、2018年3月に地中海に浮かぶ島国マルタへの移転を発表しました。

しかし先日、マルタの規制当局は、バイナンスにライセンスを発行していないことが明らかになりました。

それ以来、バイナンスは世界のどこに本社を置いているのか、明らかにされていません。

この質問がシン氏の口から発せられたとき、チャンポンCEOの顔は、少し紅潮しました。

そして、おそらくカメラに写っていないところにいたと思われる秘書の方を、しばらく見ていました。

そして彼は、重い口を開きました。

ビットコインにオフィスはありません。

ビットコインのオフィスがどこにあるのか誰も答えられないように…、

バイナンスの本社がどこにあるか、言う必要はありません。

その直後、彼は思いついた言葉を口にしました。

“車”とは、どんな馬ですか?

車が発明される前、人は馬に乗って移動していました。

同じ目的で利用されますが、全く違うものです。

バイナンスは、従来の企業とは全く異なるということです。

バイナンスは世界中にたくさんのオフィスがあり、50か国にスタッフがいます。

私がどこかに座ったら、そこがバイナンスのオフィスです。

シン氏は、さらに質問を重ねます。

例えば税金を処理するためには、登録された事業体が必要です。

なぜ、隠そうとするんですか?

チャンポン氏は再度カメラの外に視線をやり、その後、こう答えました。

隠したいわけでも、ややこしくしたいわけでもありません。

逆に、バイナンスはあらゆることをオープンにしています。

バイナンスは伝統的な会社ではなく、共通の目標のために一緒に働く大規模なチームです。

会社の在り方について、あれこれ考えたくないんです。

シン氏は、ここで質問を変えました。

コロナウイルスが大流行していますが、あなたはどこで仕事をしているんですか?

アジアです。

チャンポンCEOの背後に移るのは真っ白な壁で、そこから何らかの情報を得ることはできませんでした。

アジアは広いですね。

どこの国にいるのか、教えてもらえませんか?

それは言いたくありません。

私個人のプライバシーです。

以上で、45分のインタビューが終わりました。

まとめ


記事で企業や個人の名前を挙げるとき、

  • ○○に拠点を置く△△社
  • ○○人の□□氏

といった書き方をよくします。

バイナンスについても、「マルタに拠点を置く仮想通貨取引所バイナンス」という書き方をしていました。

しかし現在は、そういった書き方はできません。

短期間で世界一の仮想通貨取引所に育て上げ、次々に事業を展開するバイナンスの中心にいるのがジャオ・チャンポン氏です。

今回のインタビューからは、グローバルに躍進する企業経営者の、決して妥協できない哲学のようなものが感じられました。

Binance Doesn’t Have a Headquarters Because Bitcoin Doesn’t, Says CEO
(バイナンスCEO「ビットコインに拠点がないように、バイナンスにも本社はありません」)
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