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バイナンスが盗難された通貨が送金されたアドレスを凍結

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アップビットから盗難された通貨がバイナンスの口座へ


仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は、ハッカーが不正に得た通貨を保管しているとみられるアドレスを凍結したと発表しました。

昨年11月に発生した、仮想通貨取引所アップビット(Upbit)が4900万ドル相当の仮想通貨を盗難された盗難事件が関連していると見られています。

バイナンスの今回の動きは、ツイッター上で確認できます。

5月13日16時(日本時間14日1時)過ぎ、ツイッターのボット・クジラ・アラートは、バイナンスに警告を発しました。

アップビットのハッキング事件に関与したとされるアドレスから、バイナンスが管理するアドレスに137ETH(約2万7千ドル)が送金されたことを知らせるものでした。

その30分後、バイナンスジャオ・チャンポンCEOは、その資金は凍結されており、アップビットに返還されるとツイートで明らかにしました。

マーキングされる事件に関与したウォレット

2014年マウント・ゴックスが85万BTCを盗難されたときのように、ハッカーが逃げ切ることは容易ではありません。

事件に関与したとされるウォレットアドレスはマーキングされ、ほとんどの取引所は、マーキングされたアドレスから送金を受けると、直ちに凍結します。

2019年1月には、ニュージーランドの仮想通貨取引所クリプトピア(Cryptopia)が1600万ドル相当の仮想通貨が盗まれた際も、バイナンスは関与が疑われるアドレスを凍結しました。

監視の目をかいくぐるハッカー


もちろん、ハッカーが監視の目をかいくぐることもあります。

アップビットのハッキングへの関与が疑われるアドレスから、今回発覚した件の直前の24時間の間に3,650ETH(約72万5千ドル)が流出しています。

短時間で複数のウォレットを通過しており、追跡を困難にしています。

今年初めにリリースされたセキュリティ企業ウプサラのレポートによると、アップビットのハッカーたちは、すでに320万ドル相当の通貨をクリーニングし終えている可能性があるとしています。

タグ付けされて追跡されることを避けるために、バイナンスビットフィネックス(Bitfinex)などを通じて毎回わずかな金額を送金している可能性があるとしています。

今回2万7千ドル相当のイーサリアムをバイナンスに送金したハッカーの動機は明らかではありませんが、4900万ドルを盗難したことを考えると、わずかな金額です。

おそらく、どの程度の送金を行えば取引所が反応するのか、試していたのではないかと考えられます

まとめ


仮想通貨取引所を狙ったハッキング事件は後を絶ちませんが、セキュリティ体制は、以前と比較すると格段にしっかりしたものへと成長しています。

仮想通貨は追跡可能ですが、匿名性が高いというセキュリティ面ではメリットともデメリットとも取れる特徴があります。

今後も盗む側とそれを防ぐ側とのいたちごっこが続いていくと思われますが、我々も個人が仮想通貨システムのセキュリティホールとならないよう、他人任せにせずに、できる限りの対策をしっかりと採るようにしましょう。

Binance Quashes Upbit Hackers’ Attempt to Launder Stolen Funds
(バイナンスがアップビットから盗まれた資金の洗浄を阻止)
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