米国銀行規制当局のトップは、トランプ政権の任期満了まで、おそらく数週間のうちに前向きな仮想通貨規制が行われるとの見込みを述べました。
彼は、その規制は「すべての人々にとって良い規制になる」とし、仮想通貨投資が容易になり、より多くの機関投資家を引き付けることになるとしています。
新しい規制は全ての人にとってより良いものに

米国通貨監査局のブライアン・ブルックス氏は、CNBCのインタビューで、今後の米国の仮想通貨規制についていくつかの質問に答えました。
ブルックス氏は連邦銀行システムの責任者であり、OCC(通貨監査局)の最高責任者です。
OCCは、アメリカ国内の銀行業務の約70%を行っている、約1,200のアメリカの銀行や外国銀行のアメリカ支店を監督しています。
新しい仮想通貨規制について、ブルックス氏は次のように述べています。
我々は、仮想通貨が廃れてしまわないことに重点を置いており、そのためにマネーロンダリングやテロ資金供与を防ぐための仮想通貨ネットワークの開発が重要だと考えています。
我々を信じてください。
規制と発展のバランスを上手に取り持ち、全ての人にとってより良いものになるように発展させます。
今後、とても前向きなメッセージが我々から発信されることを、期待してください。
ブルックス氏の回答は、米財務省がトランプ政権の任期が終了する前に、仮想通貨規制を行うのではないかという質問への回答でした。
ブルック氏は仮想通貨界は危険な世界だとしつつも、
誰もビットコインを禁止するつもりはありません。
ビットコインなどの仮想通貨技術を禁止することは無いので、多くの人が心配するような悪い事態にはなりません。
新しい規制が仮想通貨業界に与える影響

規制の強化が仮想通貨業界に与える影響については、次のように答えています。
許可されていること、許可されてないことの区別を明確にしなければなりません。
例えば、銀行が決済ネットワークとしてブロックチェーンに直接接続できるかどうかについての詳細なガイダンスが必要です。
銀行が安心して仮想通貨を利用できるように、銀行が仮想通貨を保有できるかどうかも明確にしなければなりません。
その結果、金融界は大きく前進することになります。
新しい規制はいつ行われるのか?
トランプ政権の任期が満了するまでに、新しい仮想通貨規制が行われるかどうかについては、次のように答えています。
トランプ政権の任期が終わる前に、仮想通貨にとって良いニュースをたくさん提供できると思います。
今後6~8週間の間に、多くのことが明確になります。
投資家は仮想通貨投資を容易に行えるようになり、機関投資家は参加すべき適切な資産クラスを知ることができるようになります。
さらにブルックス氏は、
これらの憶測が、現時点で仮想通貨価格を押し上げている要因になっています。
数年前にはバブルで終わった仮想通貨の高騰ですが、今回はバブルで終わらない確実な成長とみなす機関投資家も大勢います。
ぜひ、期待してください。
まとめ
日進月歩で進化が続く仮想通貨技術は、実用化への取り組みも急速に進んでいます。
金融という影響力の大きな分野への進出は、国としても適切な導入をコントロールする必要があります。
アメリカでは「全ての人にとって良い規制」が進められるとのことですが、全世界において「良い規制」が進められることを期待しましょう。
(米国の銀行規制当局、数週間後には前向きな仮想通貨規制発表へ)