ビットコインの半減期とは

ビットコイン(BTC)は過去7年の内で最悪と言えるほどの弱気市場となっていますが、間もなく半減期を迎えようとしています。
コロナウイルスが全世界で猛威を振るっている中、投資家たちは仮想通貨界に何が起ころうとしているのかを見極めようとしています。
特にビットコインが半減期を迎えた後、どのようになるのかを考えています。
我々はみんな、間もなくビットコインが半減期を迎えることを知っていますが、もう一度簡単に半減期についておさらいしておきましょう。
ビットコインが正しく運営されるためには、マイナーによるマイニングが必要です。
そしてマイニングの報酬として、ビットコインがマイナーに支払われます。
この報酬は、最初は新たなブロックが生成されるたびに50BTCが支払われていました。
報酬は21万ブロックが生成されるごとに半分になり、これまでに2度の半減期を経て現在のマイニング報酬は12.5BTCになっています。
そのマイニング報酬は、5月上旬頃が予想される3度目の半減期によって、6.25BTCになります。
半減期が行われる理由とは

では、マイニング報酬が減らされる半減期は、なぜ行われるのでしょうか?
それは、ビットコインはデフレ通貨として設計されたからです。
一定期間が経過するごとに、新たに発行されるビットコインは少なくなります。
需要に対し供給量が減少することで、希少性による価値の維持を目指しています。
円やドルの法定通貨は、その時々の国や政府によって発行されますが、政策を誤れば法定通貨の価値が暴落し、インフレが起こることになります。
そういった事態が起こればビットコインの需要が高まり、ビットコイン価格は上昇します。
そのため、ビットコインはインフレに対するヘッジ通貨としての機能を果たすことができます。
ビットメイン社のジハン・ウーCEOは楽観的な見方

マイニングマシン製造のビットメイン社のジハン・ウーCEOは、コロナウイルスによって世界経済が混乱する中、今年も業績は良いとの楽観的な見方をしています。
ウーCEOは、各国がコロナウイルスに対抗するための様々な経済施策を行うことは、あらゆる金融資産の価値を押し上げることになると考えています。
それと合わせて、ハッシュレートの下落も大きな要因です。
ハッシュレートをごく簡単に説明すると、マイニングを行うのに必要とされる計算能力のことです。
コロナウイルス・ショックでビットコインを始めとする仮想通貨価格も大きく下落しましたが、同時にハッシュレートも大きく下がりました。
このことは、簡単な計算でマイニング報酬が得られることを意味しています。
また、同じマイニングマシンでビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSV(BSV)の3つの仮想通貨から、マイニングするものを選ぶことができます。
今後のビットコインと仮想通貨界はどうなるのか

一時は3,700ドルまで値を下げたビットコインですが、現在は6,400ドル付近まで値を戻しています。
現時点ではこのまま強気市場に移行していくと言い切ることはできませんが、少なくとも直近の一週間の間、弱気市場に戻る兆候は見られません。
経験豊富なトレーダーやアナリストの中には、ビットコイン価格は5月に入ると強気市場に移っていくため、現在がビットコインを購入するのに最適の時期だという専門家もいます。
コロナウイルスによって世界経済が混乱する中、はたしてビットコインを含めた仮想通貨市場は、どのような動きを見せるのでしょうか。
(43日後にビットコインは半減期を迎え現在のBTCの価格は約$6,400)